お客様らしい写真をお撮りする原田写真館のブログ



お客様らしい写真をお撮りする原田写真館 | 原田太一のブログ
かけがえのない「今」、日々の生活のなかでうすれゆく過去の記憶だから、「今」をカタチに残します。
その写真は日々の暮らしの中で家族みんなに笑顔を与えます。家族みんなの気持ちを優しくします。家族の証となります。

我が家が写真館と出会うきっかけとなったのは、第一子の出産でした。出産を行った病院 で、某大手写真スタジオの撮影無料チケットを頂いたのです。それまではプロの撮る写真 と言えば、遠足や修学旅行の時に随行して撮影してもらい後日学校で購入したものや、結 婚式に撮影に来てくれた式場付きのカメラマンくらいしか馴染みが無かったのが正直なと ころです。 出産直後の親馬鹿全開ハイテンションもあって、天使の様に可愛い我が子の撮影をプロの カメラマンにお願いしよう!と。今思うと笑ってしまいますが、当時は本気でそう思って チケットを片手に写真スタジオへ駆け込んだのです。 しかし、いざ行ってみると......しきりにお着替えを勧められたり、撮影枚数が多かったり 、 キーホルダーなどのグッズへの加工をお勧めされたり、選ばなかった写真は削除するが構 わないかと再三確認されたり......。幼い我が子を抱いたまま撮影を行い、その後それらに 付き合わされる事に心身共に疲れてしまいました。撮影からセレクトまで当日に行うとは 思わなかった為、予想外の長時間拘束に驚くと同時に小さな我が子をその長時間の外出に 付き合わせてしまった事を後悔したのです。 確かにスタッフさんは子供の視線をカメラに向けようと優しい笑顔や声掛けで頑張ってく れていました。子供が笑顔で撮影された写真が手元にあるのは確かです。ですが、その奥 には顧客の購入枚数を増やす為に多くの衣装を勧め、着換え毎に異なるポーズの写真を撮 影している空気がしっかりと感じられてしまったのです。
そこでやっと思い至りました。
個人の写真館に行けば良いんじゃないか、と。 そこであれば、少なくとも衣装は自前だけで変に勧められることもないのではないか、と。 撮影時間も、あれもこれもと(多分)勧められない分短く済むのであれば、子供の負担も 少ないのではないか、と。
そう思い至って、やっとのことで近所の写真館を探すことになりました。 何せ初めての経験です。今まで写真館の横を通ったことはあっても、どう撮影するのか、 料金はどのくらいか、などと気にしたことがありません。相場がどのくらいなのかもわか らないまま、写真館に電話を掛けました。 私達が実際に行った写真館は、以前行った某大手の写真スタジオとは何もかもが違いまし た。 まず、被写体本人だけではなく、私達家族にも向き合ってくれました。複数の客が同時に 来店する事は無く、私達の撮影中は私達だけがお店にいました。撮影の合間にも、時間の許す限り和やかに話をして緊張を解してくれました。子供がぐずった時は即座に撮影を中 断して、授乳やおむつ交換のスペースを提供してくれました。「焦らなくて大丈夫だから ねぇ」その一言が、事務的な声音ではなく本当に優しくて感動したものです。 そうして撮影してもらった写真は、子供も本当にリラックスしていて素の表情が映し出さ れていました。私達のスナップ写真では遠く及ばない綺麗な表現と子供の嬉しそうな顔に 、 思わずこちらまで頬が緩んでしまったものです。
今では子供も増えました。毎年 1 回、兄弟の誕生日の丁度真ん中あたりで写真を撮るのが、 我が家の恒例です。 少し大人ぶって下の子にポーズのアドバイスをしてみる上の子がいて、それを私達と同様 に温かい視線で見守ってくれる写真館のオーナーがいて、毎年撮影の時間はとてもふんわ り緩やかに流れていくのです。私達も年に一度とすまし顔で一緒に映ろうとポーズを取る のですが......オーナーの話術につい笑ってしまった瞬間にシャッターを切られるものです から、有難い事に我が家のアルバムは年々満面の笑みが増えていきます。それも無理に笑 わされたのではなく、ふと漏れ出た笑みです。 あれも着て、これも着て、こっちのポーズ、あっちのポーズ、などと慌ただしく枚数ばか り稼ぐこともありません。ほんの数カット、自分達の満足する枚数だけを撮影してもらっ て終了です。
まだ一人目の我が子がほにゃほにゃだった赤ちゃんの頃から、毎年何カットか撮り ためて きた我が家のアルバムは、大分厚くなってきました。 まだ気を抜けばすぐに泣き出してしまう赤ん坊・ようやく一人で立てるようになった頃の よちよち感・可愛いと言われて照れ笑いを浮かべた表情・一人前にポーズを決めて小さな モデル気取りの少し生意気な仕草。やがて下の子が増えてカットにもバリエーションが出 てきます。兄弟で背中合わせで座った時の、上の子の大きさや、私達両親と並んだ時に身 長の差が詰まってきている事。言われるままにポーズを取っていた下の子が、自分から ピースサインを出したこと。 見慣れてしまって気付きにくい日々の成長も、年に一度撮影してもらうことで変化を如実 に感じる事ができます。 勿論、私達が年々年を重ねている事も(やや残酷なほどに)しっかりと映し出されてしま うのですが、それも幸せと感じられるほどに子供の成長が分かるのは嬉しいものです。
年に何度も家族で見返しますが、その度に当時の思い出がありありと浮かんでくるのは写 真ならではのものだと思います。 あの頃はこんな服を着てたんだな。この写真の頃はまだオムツ履いてたのか。ああ、この
年はこのイベントに合わせて家族写真を撮ったんだな。この服は誰々に貰ったやつだっけ。あ れ、このポーズはあの頃子供がハマってたアニメのやつだったか。いっちょまえに腕組ん でポーズ決めてるな、実業家か。等々、被写体に対しての諸々のツッコミも止みません (笑) 勿論、イベント毎に私達が撮影するスナップ写真は、携帯にもパソコンにも印刷しきれな いほどにあります。撮る事に夢中で、撮っただけで気が済んでしまい、気付けば印刷しな いままお蔵入りすることも非常に多いです。ですが、それだけの枚数があったとしても... ...なかなか家族が全員揃った状態で綺麗に残せる写真と言うのは撮れないものだ、と写真 館で撮影してもらう度に実感してしまいますね。 セルフタイマーや近くの観光客にシャッターを頼む写真とは全く違う良さがありますから 。 撮影技術然り・ライティング然り・背景の自然さ然り。腕に自信のあるアマチュアカメラ マンでもない私達には、到底出来ない技で私達をより魅力的に切り取ってくれているので す。 某CMで「写真は未来への贈り物」という言葉を聞きました。今になって、あれは的を射 ているな、としみじみ感じます。こうして積み重なっていくアルバムは我が家の財産と 言っても過言ではありません。尚、家族の総意として、今後の異常気象による緊急避難時 にはこのアルバムも持って逃げる所存です(笑)
また、時には写真館で展示されている写真のパネルなどに目が向く事もあります。促され るわけでも無理に勧められるでもなく惹きつけられてしまう時というのは、皆さんも経験 があるかと思います。その日に撮った写真がとても気に入った時やこの写真はプリントし て台紙に挟むだけでは物足りないと思った時、そういったパネルに印刷してもらう事もあ ります。主に子供だけで映っているものですけれどね。あまり大きなパネルだとちょっと アピールし過ぎな気がして恥ずかしいので、注文するのは専ら小さなパネルです。ですが 、 それでも完成したものをリビングの壁や階段に飾った時に、また一つこの家が私達家族の 色に染まったと感じます。それは重ねてきた年月や、付けてしまった床の傷などと相まっ て、その家毎の・その家族だけの唯一無二のものです。実家の両親が来た時などに「良いね」と言ってもらえたり、子供も自分の写真が飾られていることが満更でもないようにチ ラチラと見ているのに気付くと、とても嬉しいですね。 あまりゴテゴテと飾り付けるのも考えものなので勿論そういった面では飾るものは厳選し ます。私自身はセンスが無いので厳選する事すらなかなか苦労するのですが、それでも子 供達が寝静まった後やたまたま部屋に一人でいる時など何となく静かで寂しく感じてしま う瞬間も、そういったものに囲まれていると家族の温かさを感じる事が出来ます。 但し、ホラー映画が苦手な私や子供たちは、そういった番組などを観た直後にうっかり 真っ暗な部屋に一人で来てしまった時など、自分の家族の写真なのに暗がりの中うっすら
と見える視線が怖い、なんてこともあります(笑)それはご愛敬ですね。 いつか子供が私達の手元から巣立つ時には、持って行きたい写真は譲るなり焼き増しする などして渡すつもりもあります。気の早い話ですがその先の未来で、もしも孫なんてでき たなら、じいちゃんばあちゃんの思い出話としてアルバムを見せてやりたいものです。 これからも我が家は毎年、写真館での撮影を続けていくでしょう。それは私達にとって年 1 回のお楽しみであり、財産の積み重ねなのです。
福岡市フォトスタジオ 原田写真館Since1969 (香椎参道通り)
オフィシャルホームページ
https://www.harada1969.com
家族写真ホームページ
http://family-haradaphoto.com