お客様らしい写真をお撮りする原田写真館のブログ



お客様らしい写真をお撮りする原田写真館 | 原田太一のブログ
かけがえのない「今」、日々の生活のなかでうすれゆく過去の記憶だから、「今」をカタチに残します。
その写真は日々の暮らしの中で家族みんなに笑顔を与えます。家族みんなの気持ちを優しくします。家族の証となります。

人生の中で「写真を撮る」という機会は何度かありますが、多くは人生の中での大きなイベント。例えば七五三や入園・入学、成人式や結婚式などの時ではないでしょうか。
そこで今回はアメリカの写真事情をご紹介しながら、変わりつつある日本の写真事情や生活の中にとけこみつつある写真についてお話したいと思います。
みなさんはアメリカの映画やドラマの一場面で、リビングにたくさん写真が飾られているのを見たことはありませんか?演出の一つだと思われる方もいると思いますが、実際、アメリカのリビングにはとにかく家族の写真がたくさん飾られています。
娘や息子が赤ちゃんだった頃の写真から、大人になった現在の写真までぎっしりと飾られていて、「これは産まれて二週間目の写真」「こちらは三歳の頃」など、それがどんどん続き子供の成長がわかるようになっています。そして家族写真も何枚も飾られています。
また職場の机の上にも家族写真を飾るのが普通で、とにかくあちこちに写真を飾っています。
それには理由があります。まず、アメリカでは高校までが義務教育、そして高校を卒業すると家を出て大学で寮生活、または一人暮らしをすることが一般的で、子が親から独立していく人生の節目とされています。
どの子も「自立心」をしっかりと持っていて、親の家から大学に通うということは少なく、大学によっては大学の寮で二年間寮生活することが義務づけになっているところもあるのです。
高校までは親と一緒に暮らしていた子供たちは、卒業と同時に家を出て、広大なアメリカのあちこちで自立した生活を始めます。簡単に実家に帰ることは出来ず、親との連絡もテレビ電話やメールのみ、次に実家に帰るのはクリスマスの時くらいなんてこともあります。
そんな背景もあり家族の絆は強く強固で、それを象徴するのが子供たちの写真や家族写真だったりするのです。
そして、その写真を来客者に見せることで「こんなに幸せなのよ」と伝え、見た人も「ハッピーになる!」そう考えている方がアメリカには多いように思います。
とにかく全米各地に家族が散らばり、親戚の多いアメリカでは家族のお誕生日会やクリスマスなどのイベントの時に、飛行機に乗って来るなんてことが普通にあります。
そして大家族が集まったところで、プロに写真を撮ってもらうということも普通に行われているのです。お誕生日会のためだけにわざわざ飛行機で来るの?と思うかもしれませんが、それだけ家族の絆が強く、小さな子供を抱えながらでも長時間の移動をしてきます。
年老いたおじいちゃんのために「飛行機で四時間かけて来たわよ」なんて言いながら、おじいちゃんを真ん中にして家族で写真を撮ったり、おじいちゃんとおばあちゃんの夫婦の写真を撮ったりという感じで、とにかく家族写真を多く撮ります。そして撮った写真はリビングに飾る。
リビングの写真はどんどん増えていくので、「今度は玄関の壁に飾りましょうか?それとも寝室に飾りましょうか?」と、とにかく写真と共に暮らしているのが、アメリカの写真事情なのです。
アメリカの写真事情をお伝えしたので、今度は日本の写真事情をあげてみましょう。
日本の場合、それも私達のおじいちゃんやおばあちゃん世代のお宅で飾られている写真は「遺影」だったりしませんか?それも白黒だったり黄ばんでいる写真だったりして、長い年月飾られているのがよくわかります。筆者の祖母の家にも遺影が飾られており、子供の頃は遊びに行くたびに「怖い」と思った記憶があります。 なぜならその頃の遺影は笑顔のものではなかったため「暗い」というイメージが強かったからだと思います。
また家族写真があっても皆真顔で笑顔はなく、座っている母の周りに子供たちが真顔で並び、そして威厳があるように立っている父親。それが日本の家族写真であったのです。
そして今の私達世代でも飾られている多くの写真は「子供だけ」の写真ではないでしょうか。
家族写真はあっても、七五三や結婚式の時に撮った正装をした家族写真だったり。
日本は「特別な衣装」を着る時だけプロに写真を撮ってもらうということが多く、毎年誰かのお誕生日のたびに家族写真を撮るということがないので、アメリカのように家族写真がどんどん増えていくということがありません。
またせっかく撮った写真は大事な特別な物という考えもあり、飾るよりも汚さないためにしまっておくことが多いのです。
さらに、みなさんの家には「アルバム」はありますか?
筆者も祖母の家に遊びに行ったときに、昔の写真が入ったアルバムを見たことがありますが、棚の奥にしまわれていたりして、すぐに見られない状態だったりします。そして、そのアルバムと一緒にしまわれている「特別な衣装」を着た写真…。
このような理由からも、日本ではアメリカのようにリビングに写真をたくさん飾っていくということにはならなかったのです。
そんな日本の写真文化にも変化が起きています。アメリカから流行り始めた「スクラップブッキング」でお気に入りの写真をシールやマスキングテープを使って貼ったり、文字を書いたりして飾るということが日本でも定着してきました。
そしてスクラップブッキングをしなくても、写真をオシャレに飾ろうという考えから、撮った写真を正方形にする加工や色あせない加工をしてくれるところもあります。
今は昔よりもだいぶ進歩しており、写真を気軽に飾れる、またずっと綺麗に長く飾れるものへと進歩しました。
そして真顔で静かに座った写真を撮る文化は消えつつあり、今では笑顔で動きのある写真が好まれるようになりました。
家族が集まってただ並んでいる家族写真よりも、皆笑顔で楽しそうにしている写真の方が飾っても楽しさが伝わって来ます。
写真を撮るツールも昔にくらべて様変わりしました。
大きなカメラを首から下げて写真を撮影するお父さんの時代から、コンビニで手軽に購入できるインスタントカメラの時代を経て、今ではスマートフォンでいつでもどこでも写真を撮ることが出来る時代になりました。
これにより、家族のありのままの写真を撮りやすくなりました。
写真の現像も昔とは変わりましたよね
以前のようにフィルムを写真屋さんに持っていくことはなくなり、代わりにデジカメのデータを写真屋さんにお願いをする。そのデータもインターネットを使用することで、簡単に現像をお願いすることが出来るようになりました。
しかし、写真を撮りやすくなった半面、デジカメやスマートフォンにデータが蓄積していくばかりで現像が…ということにもなりがちですが(;^_^A
まさに現代版棚の奥…(;^_^A
写真なんて撮る時間がない、家族で集まっても写真を撮るなんて恥ずかしい!と思う気持ちもよくわかります。筆者もそうでした。家族写真なんてほとんどありません。
でも数年前に旅行先で撮った、たった一枚の家族写真を今でも飾っていて、ふとした時に見ては子供の成長を感じているのです。そう思うと家族写真ってすごいなって思うのです。
それを見ただけでその時のことを思い出せるのですから。
もしかしたら私だけでなく夫や子供も同じように考えていたり?なんて思うと、写真というものは「思い出を家族で共有するためのツール」なのではないかと思うのです。
子供の成長は待ったなしです。そしてまた私達もどんどん年齢を重ねていきます。
そんな中でも家族の記録を写真で残し、可能であるなら記録するだけでなく、ぜひ現像をして家族が見えるところに飾ってみてください。アメリカの家ほど飾らなくてもいいですから(笑)今より少し多めに飾ってみてはいかかでしょう。
そして、時々その写真を見ながら、「この頃は本当に可愛かったな。今は口答えするようになったけど」とか、「あそこに旅行に行ったときは楽しかったね」とか、家族で話す機会が増えればとても幸せなことだと思います。
筆者もたった一枚の家族写真を飾っていただけですが、それでも子供の成長を振り返ることが出来るのですから、写真にはただの記録という意味だけではなく、家族の思いや絆を強めてくれる素晴らしいツールだと思います。
みなさんもぜひ家族写真を撮って飾ってみませんか?
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