はじめは、なんとなく行った写真館・・・
はじめは、なんとなく行った写真館・・・
我が家では、子供の成長の節目に写真館に行って写真を撮っています。ハーフバースデーや七五三、小学校入学などです。
はじめは私自身、写真館で写真を撮ることに、それほどこだわりはありませんでした。
というのも、「子供の成長の節目には、特別な写真を」という“世間的な流れ”に従っていただけだからです。初めて子供を連れて写真館に入ったときは、「他のご家族がやってるならやっておこう」という安易な考えでした。
正直、写真なら自分で撮った方が安く済みますし、たくさんの写真が手元に残ります。
おめかしして余所行きの顔で撮った写真よりも、公園で遊んでるときの自然体を写した写真の方が、ずっと思い出に残ると思ってました。
でも、今は違います。
写真館で撮った写真には、それなりの魅力があると感じているからです。
子供たちの写真館でしか見せない表情にビックリ!
我が家が写真館で撮った写真には、普段子供たちが見せないような表情が写っています。
ちょっと大人ぶった表情。すました顔。満面の笑顔。どれも、自信に溢れています。
きっと、きれいなお洋服を着て、髪型もバッチリきめて、まるでモデルのように明るいライトの下でカメラのフラッシュを浴びる・・・
そんないつもと違った雰囲気が、子供たちに自信を与えてくれるのでしょうね。
家のカメラでは絶対に撮れない表情を、写真館のカメラは映してくれます。私たち親にも見せないような、子どもたちの新たな一面を見ることができたことに、最初はすごく驚きました。
それと同時に、写真館で写真を撮ることが、子供たちと私の楽しみになっていました。
子供たちは「また王子さまになれる!」と喜び、私は「また子供たちの自信満々の笑顔が見られる!」とウキウキしていました。
夫は嬉しさをあまり表現しない人ですが、熱心に衣装選びをしているところを見ると、彼なりに楽しんでいるようです。
いつしか、写真館で写真を撮ることが、家族みんなの楽しみになっていました。
特別な写真には家族をつなげるチカラがある!
我が家では、写真館で撮った写真は全て、額縁に入れて家の廊下に飾ってあります。
毎日じーっとみているわけではないのですが、ふと見てみたときに、子どもたちの成長を思い返すことができます。
「お宮参りのときは小さかったのに、もうこんなに大きくなったんだ」
「成長するにつれて顔が変わってきているわ」
「この写真を撮ったときは、こんなことがあったな」
・・・なんて思い出にふけることもあります。
何もないときに見ると、それで終わってしまうのですが、たまに子供にイライラしたときに見ると・・・
ものすごく癒されます(笑)
「生意気!」って思っていても、赤ちゃんのときや、2~3歳のときの写真を見ると、愛おしい気持ちが湧いてきて、怒りなんて忘れていってしまうんです。
ちなみに、夫と喧嘩をしたときも同じ効果があります。「夫なんて大嫌い!」と思っていても、壁掛けの写真を見ると気持ちが落ち着きます。子供たちの成長過程を見ていると、夫婦で乗り越えてきたことも思い浮かんで、夫を許す気持ちが湧いてくるんです。
特別な写真には、家族をつなぎとめるチカラがあるのかもしれません。
また、この写真は子供たちに自信を与えてくれる効果もあるようです。
「僕って、赤ちゃんのときはこんなんだったの!?大きくなったなぁ」
と子供が自分で自分を褒めていたりします。
タキシードや着物を着て撮った写真を見るときは、誇らしげです。
やっぱり、おめかしをしてプロに撮ってもらった“特別な写真”は、子供にとっても特別なものなのでしょうね。
私でいうところの、結婚式の写真みたいなものでしょうか。
自分がキレイな服を着て、キメ顔で写った写真を見るのはちょっと恥ずかしい。でも、誇らしくて、こそばゆい感覚・・・
そんな気持ちを、写真館の写真は子供たちに味あわせてくれるようです。
私たち家族にとって、写真館の写真は宝物!
子供を産んだ当初は、写真館で撮る写真にあまり価値を感じていませんでしたが、子供が大きくなるにつれて価値を大きく感じるようになってきました。
やっぱり特別な写真には、特別な魔法があるようです。
子供には「僕は大きくなった!」「僕はかっこいい!」という自信を与えてくれます。
親には、ふとしたときに家族の大切さを教えてくれます。
我が家にとって、写真館で撮ってもらった写真は宝物です。これからもずーっと、大事にしていきたいと思います。
そして節目には、子供たちの写真を写真館で撮ってもらい、宝物を増やしていく予定です。
いつかは旅立つ子供の成長を遺しておけるように・・・
我が家は宝物を集め続けます!