写真館の想い出

写真館の想い出

地域密着型の写真館

私が小さいときによく写真館で写真を家族でとりにいっていました。お宮参り、七五三、幼稚園入園といったことで取りに行っていました。私の地域には小さな写真館が一つしかなく、そこの地域に住んでいる人たちは、写真をとりにいくなら、ここ、という感じでした。一軒家の下が写真スタジオになっており、代々つがれている写真スタジオでした。ご家族で経営されていて、ちょうどおじいちゃんとおじさんが写真撮影をしてくれるといった感じでした。今みたいな写真スタジオとは違い、本当に昔ながらの写真館でした。

 

通学路途中の写真館の写真

写真館の外のショーケースにはいろんな家族の家族写真であったり、記念写真であったりが掲示されていて、その雰囲気もすごくあったかい雰囲気で大好きでした。私は、その通路が通学路にもなっていたので、その写真たちを眺めながら、学校に通っていました。その写真の中に、成人式の写真をここの写真館でとってもらっているお姉さんの写真が飾ってあって、いつか私もこうなりたい、こんな綺麗な着物をきたいなと思いながら、そのお姉さんを目標にしていたきがします。自然な笑顔がひきだされていて、背景とかは普通なのですが、そのお姉さんの自然な笑顔にひかれていたんだと思います。とくに、地域密着型の写真館だったので、みんな、写真館のおじさんのことはしっていました。小学校、中学校の記念撮影の時もここの写真館の方にとっていただいていたので、みんな、知っている人ということもあり自然な笑顔がでていたんだと思います。こういうのも大事だなと今になれば思います。

 

夢が叶った写真館での成人式記念写真

今ではそういう写真館というのは本当に少なくなってしまっていて、色々な雰囲気をだせたり、衣装が充実していたり、スタジオの背景に工夫をされていたり、いろんな写真撮影プランがあったりというような、写真スタジオというのは、昔に比べて本当にたくさんあります。しかし、こういうような地域密着型の写真館は本当に少なくなっていて、ちょっと寂しい感じもします。私は今二児の母なのですが、私の住んでいる地域には昔ながらの写真館はなく、写真スタジオがあるのみになってしまっています。写真館があったら写真館でとりたいなとおもったのですが、ちょっと残念でした。私は結局、夢にみていた成人式もそこで写真をとってもらうことができ、私としては、１つ夢がかなったことがとてもうれしかったです。憧れていたお姉さんのようになれたと本当にうれしかったです。写真館というのは、写真とともに、思い出を残していけるような気がして、私は大好きです。

 

いつまでも思い出を蘇らせてくれる家族写真

昔とった家族写真や、記念写真は、実家にとってあって今でもかざってあります。なんかみんな自然な笑顔がでていて、私はとてもきにいっています。今は写真はデータかできるのですが、昔はデータかとかそういうことはなかったので、うちでもその昔とった写真を飾って子供たちにみせたいなと思って、実家にある写真を何枚か、紙の写真から、業者さんに依頼して、データかしてもらい、それをプリントして、私の自宅にもかざっています。子供たちは、その写真をみて、ママもじーじもばーばも若いねと笑いながら話しています。子供たちはまだまだ普通の写真で、ただ、ママやじーじやばーばが若いなってみているだけなのですが、なんか皆楽しそうだねといっているので、その昔ながらの写真館で撮影した雰囲気を子供たちも味わってもらえればなと思って、飾ってあります。いまの写真スタジオも十分すぎるくらいいいのですが、私は昔ながらの写真館の雰囲気も子供たちにもわかってほしいなと思っています。写真は成長がみれたり、こんな時もあったなとみて思い出してみたり、いい思い出も悪い思い出も、自分の通ってきた道を、探ることもできるような気がして、あっという間にすぎていく時間を、一旦たちどまれるようなきがして、どんな気分の時も自分をとりもどせたり、たのしかったことや、つらかったこと、自分の人生を画像として残していけるので、写真を飾らなくてもたまにみるのもすごくいいなと思っています。

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